父親に親権
子どもの親権はどっちに!?
「離婚後、子どもの親権が父親にいってしまわないか不安です。」
当事務所は、女性からの離婚案件が多いのですが、
このような悩みをよく聞くことが多いです。
子どもは、母親はもちろん、父親にとっても大切なため、
感情的にも、相手に渡したくないのでしょう。
親権を決める際の検討項目
親権を調停や裁判で争う場合、なにが重視されるのでしょうか。
親権を争う場合、重要視されることは一つではありませんが、
一番大切なのは、「子どもにとってなにが幸せか」という観点であることは
検討の余地がありません。
そのなかで、検討される具体的な項目は、以下の通りです。
①子どもに対する愛情
②子どもと過ごす環境(時間や生活場所)
③子どもの年齢
④子どもの意思
⑤経済力
ざっと示すとこのような感じでしょうか。
①子どもの愛情は感情論になってしまうことが多く、
これが原因で親権が決まることはあまりありません。
②子どもと過ごす環境に関しましては、
実際に1日で、子どもと過ごす時間が多い方に親権は傾くことが多いです。
また、生活拠点に関しても、治安や、周辺住民も一つの考慮事項となります。
③子どもの年齢に関しまして、
基本的に、子どもが低年齢であればあるほど、
母親が親権となる可能性は高いといえるでしょう。
④子どもの年齢が10歳以上である場合は、子供の意思も、必要に応じて親権者選定のための判断要素として考慮されます。
15歳以上である場合は、基本的に本人の意思を尊重します。
⑤いやらしい話になってしまいますが、経済力も大きな要素となります。
当然、少ないか多いか、となれば、多い方に親権が傾くことが多いでしょう。
父親に親権が決まる場合
これらを踏まえて、
父親に親権がいく可能性はあるのでしょうか。
現状では、調停において親権を獲得するのは9割近く、母親であることが現状です。
父親が親権を獲得するのは容易ではありませんが、上記検討項目を押さえていけば父親の親権獲得も十分に可能性があるといえるでしょう。
例えば、離婚に至る夫婦は、多くは、それが成立する以前から別居をしているものですが、その際、母親の方が出て行って、父親が子供と一緒に住んでいるということであれば、それは有利な状況といえます。
経済力があるか、比較的自由な労働時間をコントロールでき子供との時間を作れるか、などを調停や裁判でアピールできれば親権獲得に有利に働くといえます。
まとめ
一概に「このような場合には絶対に父親に親権がいく」という明確な基準はありません。
あくまで検討項目は目安に過ぎません。
大切なのは、「子の福祉」つまり「子どもにとってなにが一番幸せなのか」ということに尽きます。
私たちは、利害関係や法律だけでなく、これらを総合的に見極めます。
親権問題でお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
プロの集団が親身になって解決の力になります!!


温和な風貌からは想像できない情熱的な事件処理と、40年を超える弁護士実績で、生涯現役を貫く。弁護士業の傍ら、追手門学院大学理事長、学校法人追手門学院大学の学長も兼ねる。


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